2012年1月31日火曜日

2012年1月振り返り

本日、少し買い増して、先日AITを売却して得たキャッシュをほぼ使い切りました。
買い増したのは、

【4290】プレステージ・インターナショナル
昨日に引き続き購入。
昨日分と合わせ、平均取得額はジャスト700円。

【9776】札幌臨床検査センター
半年ほど前に購入した分と合わせ、
平均取得額は491円。


さて、1月も終わりましたので、振り返りです。
今月も先月に引き続き、良い相場でした。

自分の持ち株では、
【2182】メディサイエンスプラニング
【6052】イーピーミント
あたりが大きく上げてくれました。
(イーピーはわずかしか持ってなかったので恩恵ほぼなしですが)

2012年1月パフォーマンス
前月末比+5.7%
(日経平均:前月末比+4.1%)

現在11銘柄保有していますが、
2012年1月末日時点での時価換算順に並べると

メディサイエンスプラニング
トータル・メディカルサービス
ゲンキー
トランコム
パラカ
プレステージ・インターナショナル
フジ・コーポレーション
札幌臨床検査センター
平安レイサービス
アイセイ薬局
イーピーミント
となっています。

2012年1月28日土曜日

売買記録

先週の売買記録。

①AIT全株売却
平均@1,256円で持分全て売却しました。
昨年夏に@1,032円で購入していたので、
約22%の利益でした。

まだまだ安いとは思うのですが(特に配当利回り的に)、
一旦売却します。
今期の決算が出てからまた購入するかもしれません。

②【7605】フジ・コーポレーション購入
平均@991で新規購入です。

タイヤ屋さんです。

昨年大分上がってしまったのですが、
まだまだ安いと思います。

「タイヤ小売」というのがいいですね。
タイヤの小売って、いかにも怪しい(?)業界だと思うんです。
(ナニワ金融道でも、マルチの商材として扱われてましたよね。)
こういう若干怪しくて、素人が手を出しても食っていける業界に
本気で取り組む企業は好きです。

一昔前であれば古本屋やレンタルビデオ屋。

昔はじいちゃんや若い兄ちゃんの個人的な店が多かったこの業界ですが、
今では前者はブックオフ、後者はTSUTAYAとゲオという巨人が生まれました。

また、怪しくはないものの素人が手を出して食っていけた業界として喫茶店がありますが、
今はスタバ、ドトール等の大手がどんどん勢力を伸ばしてます。

フジ・コーポレーションも、是非タイヤ業界の巨人になってほしいものです。

2012年1月15日日曜日

銘柄紹介、その前に~治験ビジネス編~part2

大分間が空いてしまいました。
治験ビジネスについての続きです。
前回はCROとSMOの違いを説明しただけで終わってしまいましたね。
http://dora-nikki.blogspot.com/2012/01/blog-post_09.html

ではでは、なぜ今になってこの業界が伸びているのでしょう。
治験なんて昔からあったはずなのに。

ということで調べてみました。
今日は治験ビジネスに流れるお金、CRO編です。

①製薬会社が使う開発費
②CROに流れるお金
③まとめ

上記流れで進めます。

なお、出典元がバラバラであるため、データの時期がばらばらです。
ま、大体の傾向はつかめるかと思うので、
細かい突っ込みはなしでお願いします。

①製薬会社が使う開発費

まず、製薬会社の研究開発費の推移を調べてみました。

すごい伸びですね。
でも、これには研究所で行う実験費用なんかも入ってますね。
研究開発費のうち、治験にかかる費用、つまり開発費用はどれくらいなのでしょう。

調べてみると、


約7割が開発費(⇒治験にかかる費用)なんですね。

では、それを踏まえて開発費の推移を見てみると、


わお、すごい伸びです。

1986からの20年で2倍以上に跳ね上がってます。

当然人もたくさん必要になるのでしょうね。
参考までに、治験の承認審査を行う医薬品医療機器総合機構の
職員数の推移を見てみましょう。


すごいですね。
やはり治験ビジネスには、お金も人もどんどん流れてきているのでしょう。

ということで、治験に流れるお金は伸び続けていることがわかりました。

では、CRO業界について。

②CROに流れるお金

さて、先程のグラフを見ると、
開発費用の伸びと同時に気になることが。

(再掲)


そう、臨床開始数が同時期に3割程度に落ち込んでいるのです。

右軸に1社当たりの臨床開始数が示されていますが、
なんと一社当たり5年間で5品目ほど。
つまり1年に1品目ほどです。

それほど1品目に人・金がかかるようになったのですね。

(参考)

1年でたった1品目。
もしたまたま良い薬の種が1つでも多く見つかったら、
その年は人が足りなくなっちゃいますね。

20年前のように1年に3つくらい開始していいたら1つ増えてもそれほどの
インパクトはないかもしれませんが、現状はかなりのインパクトですね。
倍になるわけですからね。
採用人事も大変ですね。

では、どう対処すればよいか。
もう答えは見えていますね。
昨今の外注ブームに乗って、治験ビジネスも外注しよう、というのが自然な発想ですね。

その結果、


CRO業界は順調に成長を続けています。

なお、国内製薬会社のCROへの外注比率は20~30%程度とのことです。
欧米は50%ほどとのことで、もし日本もそのくらいまで比率が伸びれば、
と期待してしまいますね。

③まとめ
今日のブログは長くなりましたが、結論は単純に、
「CRO市場は伸びている」
というだけで、最後のスライドだけでもわかります。

でもそれだけではなく、しっかり背後にある事実を理解するのも大事ですよね。


具体的な銘柄紹介(メディサイエンスプラニング)はまた次回以降で。
でも、メディサイエンスプラニング先週かなり上がってしまった。。
ちょっと時期を間違えたかな。。

2012年1月9日月曜日

銘柄紹介、その前に~治験ビジネス編~part1

続いての銘柄紹介ですが、
【2182】メディサイエンスプラニング
【6052】イーピーミント
あたりを紹介したいと思います。

前者はCRO、後者はSMO。
どちらも医薬品の治験関連銘柄ですが、
治験ビジネスというのはあまりなじみがないですよね。

興味がある方や仕事関係の方以外は、
CROとSMOってなんだ、って方がほとんどだと思います。

こういう風に、一見「わかりにくい業態」というのも、
割安に放置されている原因かと思います。
(ピーターリンチ派、バフェット派は理解できない業態の株は買いませんからね)

ということで、この両者は絡めつつ、少し重めに紹介していきます。

●治験とは?
まずそもそも治験とは。
さすがにこれはいいですね。
wikiで調べてください。

●治験の登場人物
最低限必要な登場人物は製薬会社と医療機関です。
(医師主導治験という、製薬会社が介さないものもありますが、極めてまれです。)
CRO,SMOは必須の登場人物ではありません。

●治験中の登場人物の役割
今回はCRO,SMOの話と絡めるので、治験の中でも両者が絡んでくる部分、
つまり、実際に治験を医療機関内で実施している時期の役割のみ紹介します。

医療機関:治験の実施(患者さんに治験の説明をし、同意を取得し、
プロトコルに規定されたとおりの検査等を行いつつ、
治験薬の投与をプロトコルに規定された期間実施する)

製薬会社:医療機関での治験行為が正しく行われているかチェックを行う。
(定期的に医療機関に出向いてチェックする。)
⇒モニタリングと呼ぶ

簡単に説明すると上記の通りです。
医療機関は治験を実施する。
製薬会社は医療機関で適切に治験が実施されているかチェックする。
ということです。

●CRO,SMOとは
CRO,SMOとは、上記治験中の役割を下請けで実施する会社です。
CROは製薬会社の役割を下請けする会社。
SMOは医療機関の役割を下請けする会社です。

長くなったので続きはまた次回。

2012年1月7日土曜日

日経平均

下の二つのチャート、なんのチャートでしょう。



答えは両方とも日経平均の10年チャートです。
ただし、赤は円建て、黒はドル建てです。

こうしてみると面白いですね。
なんとドル建てだと、2011年頭の株価は2006年の頭と
それほど変わらないのですよ。
円建てで見ると雲泥の差なんですがね。

チャートの形なんか見ると、2011年は地震さえなければ、
2006年以来の大相場になったかもしれないですね。
(まぁ、どちらにせよ欧州問題で落ちたでしょうが)

また、ドル建てでみると、ここ10年で底だった2003年頭からは
50%ほど上げてるんですね。
やるじゃん、日本!

Dowと比較してみるとどうなるか。




青がDowです。
圧勝じゃないですか。
少なくともここ10年ではこんな感じなんですね。
(20年にすると全く違う結果が得られますが)
まぁ、この比較に何の意味があるのか、
正直自分にはよくわからないですけど。

2012年1月5日木曜日

銘柄紹介part1:トランコム

さてさて、銘柄紹介1回目は【9058】トランコムです。
私の主力株の1つです。
と書き始めてなんですが、実はこの銘柄、
説明できるほどしっかり理解できていません。。
自分が持っている株の中で、理解度の低さでは1,2を争っています。
(ちなみに争っているもう一つの銘柄はAITです)

①物流情報事業、②ロジスティクス事業、③貨物運送事業の3つの事業で
営業利益の9割を稼いでいます。(2011年度)
各事業の営業利益の大きさは、大体2:2:1くらい。

それぞれの詳しい業務内容は決算説明資料やHPの
個人投資家向けページにざっくりと書いてあります。

(事業名称が上記①②③と異なりますが、本ブログでは決算短信の記載に合わせています)

近年は①物流情報事業と②ロジスティクス事業が大きく伸びているようです。

その結果、業績は下記の通りうなぎのぼりです。


と、絶好調な企業なんですが、
いかんせん今後の見通しが立てられない。
事業内容のイメージのし難さというのも、
この銘柄に人気が出ない一因なのかもしれないですね。

続いて各種指標を見ていきましょう。
なお、株価等は本日時点での情報です。

株価:1,451
PER:6.62
PBR:0.99
ROE:16.58

一株あたり純利益(前期):219.18円
一株あたり純利益(今期予想):237.75円
一株あたり純資産:1,411.68円
配当(前期):43円
配当(今期予想):45円

PERからはかなり割安かと。
また、一株あたり純利益も配当も毎年順調に増やしてきているので、
数値的にはかなりいい線いってるかと思います。

現在@1402円で保有しております。